ドライヤーが抜け毛を悪化させるのではないかと、気になる方もいるでしょう。毎日何気なく使うドライヤーが、実は抜け毛の原因かもしれないと思うと、不安になるものです。
本記事では、抜け毛を防ぐための正しいドライヤーの使い方と、逆に抜け毛を増やす可能性のある誤った使い方を詳しく解説します。
最後まで読むと、ドライヤーが髪の毛や頭皮に与える影響について正しく理解し、日々のヘアケアに取り入れるべき具体的な対策がわかるようになります。
正しいドライヤーの使い方を身につけて、健やかな髪の毛を保つための第一歩を踏み出しましょう。
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ドライヤーは正しく使えば抜け毛にはつながらない

結論、ドライヤーを正しく使えば、抜け毛の直接的な原因になることはありません。むしろ、適切な使用は頭皮と髪の毛の健康を保ち、抜け毛予防にもつながります。
ドライヤー後の抜け毛が気になる方はいるかもしれませんが、髪の毛は毎日一定数抜けるものです。個人差や季節によっても変動しますが、一般的に自然な抜け毛の本数は1日に50本から100本程度とされています。
そのため、ドライヤー後に多少の抜け毛が見られたとしても、過度に心配する必要はありません。
参考 これって病気?気になる抜け毛、薄毛とそのしくみ|杏林大学医学部付属病院
抜け毛を増やすリスクがある誤ったドライヤーの使い方

適切なドライヤーの使用は抜け毛の原因とはなりませんが、以下のような誤った使い方は抜け毛を増やすリスクを高めます。
- 髪の毛に近い距離で高温を使う
- すでに乾いている部分に温風を当て続ける
- 髪の毛が湿った状態で終わってしまう
それぞれ詳しく解説します。
髪の毛に近い距離で高温を使う
髪の毛に近い距離で高温のドライヤーを使うと、頭皮と髪の毛に大きな負担がかかり、抜け毛を増やす原因となります。
高温の熱風は、髪の毛の表面にあるキューティクルを剥がれやすくし、内部のタンパク質にダメージを与えます。その結果、髪の毛は本来持っている水分を失い、乾燥しもろくなるのです。また、頭皮への過度な熱は乾燥や炎症を引き起こし、毛根にも悪い影響を及ぼします。
誤ったドライヤーの使用法で髪の毛と頭皮の両方にダメージが蓄積すると、健康な髪の毛の成長が妨げられ、抜け毛につながりやすくなります。
すでに乾いている部分に温風を当て続ける
すでに乾いている部分にドライヤーの温風を当て続けるのは、頭皮と髪の毛に過度な乾燥をもたらし、抜け毛のリスクを高める行為です。
特に、何かをしながらドライヤーをかける「ながらドライヤー」をしている方は、乾かしすぎていることに気づきにくくなります。
髪の毛が乾燥するとキューティクルが剥がれやすくなり、パサつきや枝毛、切れ毛といったダメージにつながります。また、頭皮の乾燥もフケやかゆみを引き起こし頭皮環境のバランスを崩す要因の一つです。
このような状態が続くと、髪の毛が抜けやすくなる他に、新しく生えてくる髪の毛も弱々しくなる可能性があります。
髪の毛が湿った状態で終わってしまう
髪の毛が湿った状態でドライヤーを終えると、頭皮と髪の毛にとってさまざまな影響を及ぼします。
濡れた髪の毛はキューティクルが開いているため、外部からの刺激を受けやすく、ダメージを受けやすい状態です。そのため、髪の毛が絡まりやすく、ブラッシングや睡眠時などに摩擦で髪の毛が抜けやすくなってしまいます。
さらに、湿った頭皮は雑菌の温床となりやすく、炎症やかゆみ、不快な臭いの原因にもなり得ます。これらの頭皮トラブルは、抜け毛を促進する要因となるため、注意が必要です。
参考 男性型脱毛症「AGA」患者の頭皮に 粘度の高い皮脂成分(トリグリセリド)が多いことを発見|大正製薬
抜け毛が気になるほど自然乾燥はNG!その理由とは?

抜け毛が気になるあまり、ドライヤーの熱風を避けている方もいるかもしれませんが、自然乾燥は逆に抜け毛を助長する可能性が高いです。
自然乾燥のデメリットとして、頭皮の血行不良、雑菌の繁殖、キューティクルの開きっぱなしによる乾燥が挙げられます。
濡れた髪の毛は頭皮を冷やし、血行を悪くするだけでなく、雑菌が繁殖しやすい状態を作り出します。また、キューティクルが開いたまま乾燥するため、髪の毛内部の水分が失われやすく、パサつきや枝毛の原因にもつながるのです。
これらの理由から、自然乾燥はメリットどころか、むしろ抜け毛を助長するリスクがあるといえるでしょう。
抜け毛予防に知っておきたい正しいドライヤーの使い方

ドライヤーを正しく使えば抜け毛予防にも役立ちます。以下の使い方を理解してさっそく実践しましょう。
- 入念にタオルドライで髪の毛の湿り気を拭う
- ブラッシングして絡まった髪の毛をほどく
- 20cmくらいドライヤーを離して根元から乾かす
- 冷たい風で髪の毛の熱をとる
それぞれ注意すべきポイントについて、詳しく解説します。
1.入念にタオルドライで髪の毛の湿り気を拭う
抜け毛予防の観点で正しくドライヤーを使うためにまず意識すべきなのは、丁寧なタオルドライで髪の毛の余分な水分を拭き取ることです。
濡れた状態の髪の毛はキューティクルが開いており、外部からの刺激を受けやすい状態です。刺激を受けやすい状態でゴシゴシとタオルで拭いてしまうと、キューティクルが剥がれ、髪の毛が傷む原因となります。
正しいタオルドライは、タオルで髪の毛を包み込み、優しく押さえるように水分を吸い取る方法です。ポンポンとたたくように水分を吸水することで、摩擦を最小限に抑え、髪の毛へのダメージを軽減できます。
2.ブラッシングして絡まった髪の毛をほどく
抜け毛を予防するためには、ドライヤーをかける前にブラッシングで髪の毛を整えておくことが大切です。
濡れた髪の毛は絡まりやすいため、そのままドライヤーをかけると、風によってさらに絡まることがあります。無理に引っ張ると髪の毛が抜ける原因にもなりかねません。
ドライヤー前には目の粗いブラシを使用し、毛先からゆっくりと丁寧にブラッシングを行い、絡まりを解消しておくのがおすすめです。
事前のブラッシングによって、ドライヤーの熱風が均一に当たるようになり無駄な摩擦を防ぎ、髪の毛へのダメージが抑えられます。
3.20cmくらいドライヤーを離して根元から乾かす
ドライヤーで髪の毛を乾かす際は、20cm程度離して根元から乾かすことが大切です。ドライヤーを固定せず移動させながらまんべんなく風を当てることで、一部分に熱が集中するのを防ぎ、髪の毛へのダメージを軽減できます。
また、実験でも風速の大きい方が髪の毛へのダメージが少ないというデータが出ています。すなわち、強い風で素早く乾かすことが髪の毛に優しい乾かし方といえるでしょう。
根元をしっかり乾かすことで、髪の毛全体が早く乾き、オーバードライを防ぐことにもつながります。
4.冷たい風で髪の毛の熱をとる
ドライヤーの仕上げに冷たい風を当てることは、髪の毛と頭皮の両方をいたわるための大切な工程です。
温風で乾かしたあとの髪の毛は、キューティクルが開いてデリケートな状態です。冷風を当てることで、キューティクルを閉じ、髪の毛内部の水分を閉じ込める効果が期待できます。
その結果、髪の毛に自然なツヤが生まれ、手触りもなめらかになります。さらに、温風で温まった頭皮を冷ますことで、乾燥を防ぎ、頭皮環境を整えられるでしょう。
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男女や髪の長さによってドライヤーのかけ方は変えるべき?

ドライヤーのかけ方は、男女や髪の長さによって調整することが大切です。
一般的に、髪の毛が短い方は、長い方に比べて乾燥時間が短くて済むため、ドライヤーを当てる時間も短時間にする必要があります。また、ドライヤーと頭皮の距離にも注意が必要です。
短い髪の毛は頭皮に直接熱風が当たりやすいため、頭皮へのダメージを防ぐために、ある程度距離を置いて乾かすように心がけましょう。
男女差で見ると、一般的に女性の方が男性よりも頭皮が乾燥しやすい傾向にあります。そのため女性は特に、温風を長時間当てすぎないように注意し、冷風でしっかりとクールダウンすることが重要です。
ドライヤーのやり方を改善しても大量の抜け毛が出るなら要注意

ドライヤーの使い方を見直しても、抜け毛が依然として多い場合は、専門家への相談を検討しましょう。抜け毛の原因は多岐にわたり、すでに何らかの脱毛症や、抜け毛を伴う疾患にかかっている場合も考えられるためです。
特に、男性型脱毛症(AGA)は自然治癒しない進行性の脱毛症のため、早期の治療が重要になります。放置すると症状が進行するため、早めに専門家の診察を受け、適切な治療を開始することが大切です。
自己判断で様子を見るのではなく早期に専門家の診断を受けることで、抜け毛の進行を食い止め、大切な髪の毛を守ることにつながります。
参考 脱毛症|慶應義塾大学病院
抜け毛予防に向けて正しいドライヤーとともに実施したい対策

健康な髪の毛を育むためには、正しいドライヤーの使用と合わせて、以下の対策も有効です。
- ドライヤー前|正しい洗髪方法でシャンプーし汚れを洗い落とす
- ドライヤー前|頭皮・髪の毛に優しいシャンプーへ切り替える
- ドライヤー前・後|トリートメント・保湿クリームを使用する
- ドライヤー後|育毛剤を使う
- ドライヤー後|頭皮マッサージを行う
それぞれの対策を詳しく見ていきましょう。
ドライヤー前|正しい洗髪方法でシャンプーし汚れを洗い落とす
抜け毛予防のためには、ドライヤーの使い方だけでなく前段階である洗髪方法を見直すことも重要です。正しいシャンプーの手順を踏むことで、頭皮の汚れをしっかりと落とし、健やかな頭皮環境を保てます。
まず、シャンプー前にはぬるま湯で髪の毛全体の汚れを軽く洗い流しましょう。その後、シャンプーを手のひらでよく泡立ててから、頭皮をマッサージするように丁寧に洗います。
爪を立ててゴシゴシ洗うのは頭皮を傷つける原因となるため、指の腹で優しく洗うように心がけてください。すすぎは、シャンプーが頭皮に残らないよう、十分に時間をかけて行いましょう。
ドライヤー前|頭皮・髪の毛に優しいシャンプーへ切り替える
抜け毛予防を考える上で、日々のシャンプー選びは非常に重要です。刺激の少ないシャンプーを選ぶことで、頭皮への負担を軽減し、健やかな状態を保てます。
具体的には、アミノ酸系洗浄成分など頭皮への刺激が少ない成分が配合されているものを選ぶと良いでしょう。
さらに、頭皮の健康を意識するなら、スカルプシャンプーの使用も検討してみましょう。スカルプシャンプーは、頭皮の余分な皮脂や汚れを落としながら、頭皮環境を健やかに保つ効果が期待できます。
ドライヤー前・後|トリートメント・保湿クリームを使用する
抜け毛予防のためには、正しいドライヤーの使い方と並行して、トリートメントや保湿クリームの使用も効果的です。
ドライヤーの熱は髪の毛や頭皮の乾燥を招きやすく、ダメージの原因となります。そこで、ドライヤーの前後にトリートメントや保湿クリームを使用して、熱ダメージを最小限に抑えることが大切です。
トリートメントは、髪の毛の内部に栄養を補給し、ダメージを補修する効果が期待できます。一方保湿クリームは、頭皮の乾燥を防ぎ、健やかな状態を保つ役割を果たします。
製品によって使用するタイミングは異なるため、説明書をよく読んでから使用しましょう。
ドライヤー後|育毛剤を使う
ドライヤー後のケアとして、育毛剤の使用は抜け毛予防に効果的です。育毛剤は頭皮の血行を促進したり、毛根に栄養を与えたりすることで、髪の毛の成長をサポートする効果が期待できます。
使用方法としては、ドライヤーで髪の毛と頭皮を十分に乾かしたあと、適量を頭皮に塗布し、指の腹で優しくマッサージするようになじませます。
育毛剤にはさまざまな種類があり、配合されている成分や効果も異なるため、自分の頭皮や髪の毛の状態に合った製品を選ぶことが大切です。
毎日のケアに育毛剤を取り入れることで、頭皮環境を整え、抜けにくく強い髪の毛を育てましょう。
ドライヤー後|頭皮マッサージを行う



ドライヤー後の頭皮マッサージは、抜け毛予防に効果的な対策の一つです。頭皮マッサージを行うことで血行が良くなり、髪の毛に必要な栄養分が毛根までしっかり届きやすくなります。
また頭皮の緊張がほぐれ、リラックス効果も期待できます。頭皮マッサージの際は、爪を立てずに指の腹を使って頭皮全体を優しく揉みほぐすように行いましょう。
特に生え際や頭頂部は念入りに行うと効果的です。頭皮マッサージをドライヤー後のルーティンに加えることで、頭皮環境が整い、抜け毛予防につながります。
参考 「ヘッドスパ」における頭皮マッサージ基本手技が心身に及ぼす影響
ドライヤーを正しく使えば抜け毛の予防にもつながる

ドライヤーは使い方によって抜け毛を予防することも、逆に増やすリスクを高めることもあります。そのため抜け毛を防ぐには、本記事で解説した正しい方法でドライヤーを使用することが重要です。
ブラッシングで絡まりを事前にほぐす、ドライヤーと髪の毛の距離を適切に保つ、冷風で仕上げるなどポイントを押さえましょう。
さらにドライヤーの正しい使用以外にも、洗髪方法の見直しや育毛剤の使用、頭皮マッサージといったケアをプラスすることで、より一層抜け毛予防の効果を高められます。
これらの対策を日常生活に積極的に取り入れて、健やかな髪の毛を維持しましょう。