以前と比べて抜け毛の量が増えると、薄毛が心配になる方もいるでしょう。
実は、抜け毛と毛根の状態には関係があります。抜け毛の毛根に異常が見られる方は、脱毛症の疑いもあるため注意が必要です。
しかし、誤ったヘアケアや乱れた生活習慣が原因であれば、セルフケアで改善できる可能性があります。
一方で脱毛症など原因によっては治療が必要なため、早期に診断を受け対策することが重要です。
本記事では抜け毛と毛根の状態の関係について解説します。最後まで読むと危険な抜け毛の状態を理解し、適切な対策を講じることが可能です。
抜け毛が増えて不安に感じている方や、将来の薄毛を予防したい方は参考にしてください。
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抜け毛が気になる場合は毛根の状態を要チェック

抜け毛の毛根には髪の毛の状態が現れます。
以前と比べて抜け毛が気になりだした方は、注意が必要かどうかを判断する基準として、毛根の状態を確認するのがおすすめです。
薄毛を発症しているかを確認する際に、抜け毛の本数をチェックする方法もあります。
しかし、1日に抜けた髪の毛の数を1本ずつ正確にチェックするのは難しいでしょう。
そこで、抜け毛の毛根の状態をチェックして、正常な抜け毛が脱毛症の危険性があるかを判断するのがおすすめです。
1日の間に見られる抜け毛の大半が、シャンプーやドライヤーの際に生じると考えられています。
そのため、ドライヤーをかけた後に床に落ちている髪の毛の根元をチェックするのが効率的です。
気をつけたい毛根の特徴|正常な場合と比べて紹介

気をつけたい毛根の特徴を理解するには、正常な毛根の状態を知るのがおすすめです。正常な毛根には主に以下5つの特徴が見られます。
- 抜け毛の根元がマッチ棒のように膨らんでいる
- 毛根の根元部分が白っぽい
- 抜け毛に十分な長さとハリがありしっかりしている
- 毛根に半透明のゼリー状の物質(毛根鞘:もうこんしょう)が付着している
- 毛根の周りにフケやべたつきが見られない
一方、気をつけたい毛根には以下4つの特徴があるため、薄毛が心配な方は抜け毛の状態をチェックしてみましょう。
- 毛根がない(非常に小さい)
- 毛根が変形している
- 毛根の色が黒い
- 毛根のまわりにべたつきがある
毛根がない(非常に小さい)
注意すべき抜け毛の特徴の一つが、毛根がない(もしくは非常に小さい)ことです。
抜け毛に毛根が見られない、もしくは非常に小さい場合、毛周期(ヘアサイクル)が乱れている可能性があります。
毛周期は髪の毛が生えてから抜け落ちるまでの期間で、大きく「成長前期→成長後期→退行期→休止期」に分けられます。
2年から6年の毛周期の大半を成長期が占めており、約3週間の退行期および約3ヶ月の休止期を経て抜け落ちるのが正常な状態です。
しかし、脱毛症を発症すると成長期が短縮され、髪の毛が十分に成長しなくなります。
髪の毛が十分に成長せずに抜け落ちると、毛根がない(非常に小さい)抜け毛が目立ちやすいです。
健康な状態で抜け落ちた髪の毛の根元はマッチ棒のようにふっくらしているので、毛根が見えないのは異常な証拠といえるでしょう。
毛根が変形している
毛根が変形している場合、脱毛症の発症やストレスの存在が疑われます。
毛根の変形の状態、および考えられる原因は以下の通りです。
毛根の変形の状態 | 考えられる原因 |
---|---|
先が細く尖っている | 円形脱毛症による毛包の破壊や化学療法による毛根へのダメージ |
ギザギザしている | 精神的・身体的ストレス |
短くなっている | 頭皮の乾燥 |
円形脱毛症を発症すると、毛包が自己の免疫により攻撃されるため、毛根が変形しやすくなります。しばしば慢性的な経過をたどる上、再発を繰り返すケースも多いのが特徴です。
また、膠原病や内分泌異常を治療する際に行われる化学療法により、毛包がダメージを受けて先細りするケースもあります。
円形脱毛症や膠原病などの抜け毛を伴う病気が疑われる際には、毛髪診断士などの専門家や医師のカウンセリングを受けるのがおすすめです。
また毛根がギザギザしている方は、精神的・身体的ストレスによる変形の可能性があります。
就職や転勤などで急に環境が変わった方や、ダイエットで極端に節制している方などは要注意です。
さらに、毛根が短くなっている場合では頭皮の乾燥が疑われます。
参考
毛根の色が黒い
健康な抜け毛は毛根が白っぽい色をしており、毛根の色が黒いのは異常な状態と考えられます。
毛根の色が黒くなる理由の一つが血行不良です。血行不良により頭皮に届けられる栄養が不足すると、色素細胞に異常が生じて毛根が黒くなる可能性があります。
血行不良を引き起こす原因は運動不足やストレス、冷え、夏場のエアコン、加齢などさまざまです。
毛根の色が黒くなるもう一つの理由は毛周期の乱れです。髪の毛は作られた段階では白いですが、成長期に色素細胞が供給されることで次第に黒くなります。
本来は毛周期が休止期を迎えると色素細胞の供給が停止するため、毛根が白い状態のまま抜け落ちます。
抜け毛の毛根が黒い場合は、成長期の髪の毛が抜けている可能性があるため注意しましょう。
毛根のまわりにべたつきがある
健康な抜け毛の毛根にはゼリー状の透明な物質(毛根鞘)が付着していますが、通常はベタベタしません。
ただし、毛根の周りにべたつきや白く濁った塊が付着している場合には、皮脂の過剰な分泌が疑われます。
皮脂が過剰に分泌されると、皮脂をエサとして常在菌のアクネ菌やマラセチアが異常繁殖しやすくなります。
アクネ菌が繁殖するとニキビや吹き出物ができやすくなり、マラセチアが繁殖すると脂漏性皮膚炎の発症しやすくなるため注意が必要です。
脂漏性皮膚炎による頭皮環境の悪化は、抜け毛や薄毛のリスクを高める原因の一つでもあります。
皮脂が過剰に分泌する原因には不適切なヘアケアやストレス、偏った栄養バランスの食事などが挙げられます。
参考 大正製薬
抜け毛の毛根が弱々しいのは加齢が一定影響する

毛根がない、小さい、細い、短いなどの現象が見られる場合、薄毛の進行だけでなく、加齢が一定の割合で関わっていると考えられます。
年齢とともに毛母細胞のはたらきは鈍くなるため、毛根が弱々しくても一定は仕方ない部分もあるでしょう。
特に女性の場合は更年期に入るとホルモンバランスが乱れやすく、毛根の状態が悪化する例も多いです。
加齢とともに毛根の成長が遅らせる(止める)原因となるため、急に薄毛が進む場合もあります。
年齢を重ねると毛根の状態が顕著に変化しやすくなると理解し、毎日の抜け毛チェックや早めの薄毛対策を実施しておきましょう。
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抜け毛の毛根の状態によっては脱毛症も疑われるので注意

毛根の状態によっては、下表で紹介する脱毛症の罹患も疑われるため注意が必要です。
毛根の状態 | 疑われる脱毛症の例 |
---|---|
毛根がない(非常に小さい) | ・AGA(男性型脱毛症)・FAGA(女性男性型脱毛症) |
毛根の先が細く尖っている | ・円形脱毛症・内分泌系の異常・膠原病 |
毛根が短い | ・粃糠性脱毛症 |
毛根のまわりにべたつきがある | ・脂漏性脱毛症(皮膚炎) |
抜け毛が生活習慣やヘアケアに起因する場合は、セルフケアで改善する可能性もあります。
しかし、脱毛症の場合は自然治癒が期待できない上、自己判断で対処すると薄毛への対策が遅れます。
症状によっては治療で取り返しがつかなくなるので、早めに専門家に診てもらうのがおすすめです。
毛根から抜け毛の進行が疑われる場合の対処法

抜け毛をチェックして脱毛症の可能性が低いと判断できる場合は、自身である程度は対処できます。
主な対処法として以下5つが挙げられるため、セルフケアから始めてみましょう。
- 自身の肌質・髪質に合ったヘアケア製品を選ぶ
- 日頃の毛髪・頭皮の洗い方やケア方法を見直す
- ストレスを受ける環境をなるべく避けて解消法を見つける
- 食事・睡眠・運動などの生活習慣を見直す
- 頭皮ケアの一環として頭皮マッサージを取り入れる
自身の肌質・髪質に合ったヘアケア製品を選ぶ
市販のシャンプーの多くに、強力な正常力を持つ合成界面活性剤が含まれています。
合成界面活性剤は肌をバリアする皮脂膜まで洗い流すため、頭皮環境を悪化させる恐れがあります。
シャンプーをした後に頭皮の赤みやかゆみが出る方にはアミノ酸系やベタイン系、タウリン系のマイルドな洗浄力のシャンプーがおすすめです。
シャンプーをした後に頭皮が乾燥する方や、カサカサしたフケが出やすい方は、水分保持の観点からオイル系やコラーゲン系、ヒアルロン酸系のシャンプーを選ぶとよいでしょう。
抜け毛や薄毛の予防には毎日のヘアケアが欠かせませんが、自分の肌質・髪質に合ったものを選ぶのが非常に大切なポイントです。
日頃の毛髪・頭皮の洗い方やケア方法を見直す
毛根の状態を良好に保ったり改善したりするためには、日頃の毛髪・頭皮の洗い方やケア方法を見直す必要があります。
髪の毛や頭皮を洗わずに不潔なまま放置すること、1日に2回シャンプーするなど洗いすぎることに注意が必要です。
頭皮が不潔だと雑菌が繁殖し、洗いすぎると肌が乾燥してバリア機能の低下・頭皮環境の悪化を招きやすくなります。
また、頭皮を洗う際にゴシゴシ擦ると肌を傷つけ、毛周期の乱れを引き起こす恐れがあります。
そのため、シャンプーでは指の腹で頭皮を優しくマッサージするように洗いましょう。
洗髪後に自然乾燥させることも雑菌繁殖の温床となるため、必ずドライヤーで乾かすのがポイントです。
ストレスを受ける環境をなるべく避けて解消法を見つける
ストレスは血行不良や毛周期の乱れを引き起こす上、粃糠性脱毛症や円形脱毛症の発症リスクを高めます。
そのため、なるべくストレスを受けにくい環境に身を置くのがおすすめです。
ストレスを避けるのが難しい方は、自分なりの方法で定期的にストレスを発散しましょう。
適度な運動で汗を流すとストレスを発散できる上、頭皮に送られる血流量を増加させる効果も得られるため一石二鳥といえます。
運動が苦手な方は趣味に没頭する時間を設けたり、仲のよい友人と会話を楽しんだりする方法もあります。
一方で、過度の飲酒や喫煙は健康を害する可能性が高い恐れがあるためNGです。

食事・睡眠・運動などの生活習慣を見直す
毛根の状態を改善・維持するためには、食事や睡眠、運動などの生活習慣を見直す必要があります。
髪の毛は日々の食事から摂取する栄養素をもとに作られるため、栄養バランスのとれた食事メニューを考えるのがおすすめです。
特に髪の毛のもととなるタンパク質やケラチンの再合成に必要な亜鉛、皮脂の分泌量をコントロールするビタミンB群は積極的に取り入れましょう。
適切な睡眠時間は個人差がありますが、厚生労働省では成人の場合、6〜8時間の睡眠を推奨しています。
また適度な運動もストレスを発散したり、血行を促進したりする効果が見込めるので、髪の毛に良い習慣の一つです。
仕事が忙しくて運動する時間が確保できない方は、帰り道に一駅分多く歩く、エスカレーターの代わりに階段を使うなど工夫してみましょう。

頭皮ケアの一環として頭皮マッサージを取り入れる



毛根の状態を良好に保つためには頭皮マッサージで血行を促進し、毛母細胞の分裂を活発にするのが効果的です。
マッサージの手法の一つに揉捏法(じゅうねつほう)がありますが、その他の手技に比べて副交感神経を優位に導きやすく、血行促進に効果的とわかっています。
頭皮マッサージの場合は、指の腹で頭皮を5秒ほど圧迫しながら優しく動かし、力を抜いて血行を促進するイメージで行いましょう。
ただし、爪や指先で頭皮を傷つけると毛周期の乱れを引き起こす恐れがあるため注意が必要です。
頭皮マッサージと合わせて育毛剤を併用すると、毛根の状態をより健康に保ちやすくなります。
参考
「ヘッドスパ」における頭皮マッサージ基本手技が心身に及ぼす影響
抜け毛の毛根から髪の毛の健康状態を確認して早めに対策しましょう

抜け毛の増加や薄毛が気になる場合、抜け毛の毛根をチェックすると頭皮や毛髪の状態が確認できます。
十分に成長して健康な状態で抜け落ちた髪の毛は、毛根がマッチ棒のように丸みを帯びており、半透明でゼリー状の毛根鞘が付着しています。
抜け毛の毛根が丸みを帯びておらずギザギザしている方や、ベタベタした塊が付着している方は、脱毛症の可能性があるため注意が必要です。
抜け毛が生活習慣に起因しているケースでは、食習慣や運動習慣、睡眠習慣の見直しで改善できる可能性があります。
しかし、脱毛症が疑われる場合は早急に治療が必要なケースもあるため、毛髪診断士などの専門家に診てもらうのがおすすめです。