「ヘアワックスを使うと抜け毛が手にくっつく」「最近抜け毛が増えたのはヘアワックスのせい?」このような悩みを抱える方もいるでしょう。
ヘアワックスだけが原因ではげることは少ないですが、使い方によっては抜け毛や薄毛のリスクを高めます。
本記事ではヘアワックスではげやすくなる3つの原因、使用する際に知っておきたいヘアケア方法を解説します。
最後まで読むとヘアワックスの種類別の正しい使い方がわかるので、ヘアワックスによる抜け毛が不安な方はぜひ参考にしてください。
質問 どの男性が一番若く見えますか?
答えは「A」です。
フサフサの秘密は8年連続Web売上No.1の育毛剤*「チャップアップ」薄毛・抜け毛・頭皮などあらゆる髪の毛の悩みに対応した「新時代の育毛ケア」です。
初回100日返金保証付き
※2016年11月/2018年4月/2019年4月/2020年6月/2021年8月/2022年12月/2023年12月/2024年12月 通販新聞調べ ウェブを中心に展開する主な「男性向け育毛剤」の売上高において(2022年4月~2023年3月)
ヘアワックスを使うとはげる?

結論、ヘアワックスを使ってはげることは少ないですが、使い方次第でははげやすくなります。
ワックスのつけ方や使用後の洗い流し方が誤っている場合、髪の毛にダメージを与えたり頭皮環境が悪くなったりするため、薄毛につながりやすいです。
ヘアワックスに含まれる成分や種類ごとの正しい使い方などを知ることで、はげのリスクを避けながらおしゃれを楽しめます。
今一度、自身のヘアワックスの扱い方に、薄毛へつながる間違いがないか確認してみましょう。
ヘアワックスではげやすくなる原因

ヘアワックスではげやすくなる主な原因は以下の3つです。
- 毛穴にワックスが詰まって頭皮環境が悪くなる
- 合成界面活性剤が髪の毛にダメージを与える
- 長時間ヘアスタイルを固定して髪の毛が過度に引っ張られる
毛穴にワックスが詰まって頭皮環境が悪くなる
ヘアワックスが毛穴に詰まると髪の毛の成長が阻害されるため、抜け毛リスクを高める可能性があります。
ワックスには油分が多く含まれており、剥がれ落ちた角質やゴミ、ホコリなどの不純物が髪の毛に付着しやすい状態を作ります。これらの不純物と混じり合い毛穴に詰まって、頭皮環境を悪化させて炎症を起こすことが多いです。
また、ワックスをつける際に頭皮へ付着すると、不純物が直に毛穴へつまる状況ができやすいため、つけ方から注意が必要です。
頭皮環境の悪化・炎症が起こると、髪の毛の根元にある毛細血管のはたらきが鈍くなり、栄養補給が妨げられます。健康な髪の毛が育ちにくくなるため、薄毛が進行しやすいです。
参考 大正製薬
合成界面活性剤が髪の毛にダメージを与える
ヘアワックスには、髪の毛にダメージを与える合成界面活性剤が含まれ、長時間つけ続けることで髪の毛が傷みやすくなります。髪の毛が傷んだ状態が続くと、はげにつながりやすいです。
合成界面活性剤はヘアワックスをクリーム状・ジェル状に保つために必要な成分ですが、タンパク質を分解する作用もあります。
髪の毛はタンパク質の一種であるケラチンで作られるため、ワックスをつけることで髪の毛のタンパク質も一定分解されて傷んでしまうのです。
頻繁にワックスをつける・長時間つけ続けることが多い方は、髪の毛が傷んで細くなりボリュームダウンにつながるため注意しましょう。
長時間ヘアスタイルを固定して髪の毛が過度に引っ張られる
ヘアワックスで長時間ヘアスタイルを固定すると、髪の毛が過度に引っ張られて薄毛が進行するリスクを高めます。
髪の毛が過度に引っ張られた箇所の頭皮に血行不良が生じ、髪の毛の成長に必要な栄養が不足することで抜け毛リスクが増加するという仕組みです。
また、脱毛症の中にも髪の毛の引っ張りすぎを原因とする「牽引性脱毛症」があります。
通常は髪型を変えると牽引性脱毛症の症状は改善に向かいますが、毛根の深い箇所にダメージが加わると髪の毛が生えなくなる可能性もあります。
そのため、同じ髪型・頭皮の同じ箇所を引っ張り続けることは避け、結び目・髪型を変える、ゆるいヘアスタイルにする等の工夫を行いましょう。

ヘアワックスではげる可能性を下げるためのコツ

ヘアワックスによるはげを避けるためには、使い方のコツを覚えておくことが大切です。
- 頭皮に直接つかないようにする
- 必要以上につけすぎない
- つけたまま放置しない
- 使用する間隔を空ける
- 化学合成成分を含まないワックスを使う
以下では、ヘアワックスではげる可能性を下げるための5つのコツを紹介します。
頭皮に直接つかないようにする
ヘアワックスを使用する際には髪の毛にだけワックスをつけ、地肌に直接つかないよう注意しましょう。
地肌につかないように注意すると、ヘアワックスの油分が毛穴に詰まることを防げます。
ワックスを使用する際には髪の毛に直接つけるのではなく、まずは手のひらに塗り広げるのがポイントです。
手のひらに広げたワックスを髪の毛の真ん中から毛先に向かってつけ、指先で毛先にアクセントをつけるようにスタイリングしましょう。
必要以上につけすぎない
ヘアワックスではげる可能性を下げるためには、必要以上につけすぎないのがコツです。
ワックスの種類や商品ごとに適量が定められているため、商品のパッケージや添付文書を確認してから使用しましょう。
ヘアワックスを必要以上につけすぎないために、手のひらで十分に伸ばし、使用したい箇所にまんべんなくつくように広げるのもポイントです。
つけたまま放置しない
朝のスタイリングで髪の毛につけたヘアワックスは、つけたまま放置しないようにしましょう。
ヘアワックスには油分が多く含まれているため、つけたままにすると古くなった角質やほこりと混じり合い、毛穴をふさぐリスクが増加します。
また、布団カバーや枕にヘアワックスがつくと雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮環境を悪化させる可能性があります。次回以降、清潔にした髪の毛まで汚してしまうため、つけたままで寝ることは避けましょう。
ヘアワックスを使った日はシャワーで十分に洗い流し、髪の毛や頭皮を清潔に保つのがポイントです。
ただし、油分を落とそうと髪の毛を洗いすぎると、頭皮を守るべき皮脂まで洗い流してしまうため注意して洗髪しましょう。
使用する間隔を空ける
ヘアワックスの使用する間隔をなるべく空けるのが、はげる可能性を下げるためのコツです。
どれだけヘアワックスの使い方に気をつけても、合成界面活性剤による髪の毛へのダメージや、牽引力による頭皮へのダメージは避けられません。
平日は仕事でワックスを使う方も、休日は使用を控えて髪の毛や頭皮を休ませましょう。休日につける場合も隔日でつける・髪型を変えるなど工夫すると、はげのリスクを下げられます。
化学合成成分を含まないワックスを使う
ヘアワックスではげる可能性を下げる方法の一つが、化学合成成分を含まないワックスを使うことです。
化学合成成分は植物や鉱物由来の成分を原料に、化学的な処理(高温や高圧)を加えて作られた成分を指します。
植物由来であれ鉱物由来であれ、化学合成成分は頭皮や髪の毛にダメージを与えるため、はげが心配な方はオーガニックのヘアワックスを使用するのがおすすめです。
ただし、オーガニックを謳っていても、化学合成成分が配合されている商品はあるため注意が必要です。
美容院で相談できるケースもあるため、行きつけのお店で美容師さんにアドバイスをもらうと良いでしょう。
ヘアワックスの正しい使い方を種類別に解説

ヘアワックスは大きく「ジェル」「クリーム」「ミルク」「スプレー」の4種類に分けられます。
種類ごとの特徴と使い方のポイント、つける際の注意点を以下にまとめました。
種類 | 特徴 | 使い方のポイント |
---|---|---|
ジェル | ジェルのような艶やかな見た目と、ワックス特有の自然な仕上がりが特徴 | 油分を多く含んでいるので頭皮につけないようにする。使用後はしっかりと洗い流す。 |
クリーム | 伸びが良くて髪の毛になじみやすく、マットな仕上がりが特徴 | クリームワックスはキープ力が弱めのため、使いすぎないよう注意する。 |
ミルク | キープ力が強く長時間スタイルが保てるのが特徴 | 同じ髪型を続けると局所の血行不良を招く恐れがあるため、髪の毛や頭皮を休ませる日を設ける。 |
スプレー | 油分が少なくナチュラルで軽やかな仕上がりが特徴 | ワックスがミスト状になり噴霧されるため、頭皮につかないよう気を付ける。 |
それぞれのワックスの種類に応じて適したヘアスタイルがあります。目的の髪型に合わせて使い分け、ワックスのつけ方・落とし方も正しいコツを押さえて使用しましょう。
ワックスで薄毛・抜け毛をカバーするヘアセットの方法

ワックスを上手に使うと、髪の毛のボリュームアップにつながります。以下では、薄毛・抜け毛をカバーするヘアセットの方法を解説します。
- 生え際が後退しておでこの広さが気になる場合はヘアワックスをつける順番を意識する
- 頭頂部・つむじ周辺の薄さが気になる場合はトップにボリュームを出す
生え際が後退しておでこの広さが気になる場合
生え際が後退しておでこの広さが気になる方は、手のひらで伸ばしたワックスをバック・サイド・フロントの順番につけるのがポイントです。
自己流でスタイリングをしている方の中には、フロントからワックスをつけ始める方が一定数います。
最初は手のひらについているワックスの量が多いので、バックからサイドにかけて多めにつけ、前髪をフワッと仕上げると生え際が目立ちにくくなります。
逆にフロントから付け始めると前髪がワックスの重さで垂れ、スカスカな印象を与えることがあるので要注意です。

頭頂部・つむじ周辺の薄さが気になる場合
頭頂部・つむじ周辺の薄さが気になる方は、トップにボリュームを出すイメージでヘアワックスを使用するのがポイントです。
髪の毛の真ん中から毛先にかけてワックスをつけ、指先で毛先に流れをつけると頭頂部やつむじ周辺の薄さが目立ちにくくなります。
ただし、トップにボリュームを出そうと必要量を超えてヘアワックスを使用した場合、かえってボリュームダウンにつながる恐れがあります。
使用するワックスの種類ごとに適量があるので、商品のパッケージや添付文書を確認しておきましょう。

ワックス使用に合わせて知っておきたいヘアケア方法

普段から注意してヘアワックスを使用していても、髪の毛や頭皮にかかるダメージをゼロにするのは難しいです。
ヘアワックスによるダメージを減らす(和らげる)ためにも、以下4つのヘアケア方法を正しく実践しましょう。
- シャンプー
- ドライヤー
- 頭皮マッサージ
- 育毛剤の塗布
シャンプー
頭皮環境を良好に保つためには、毎日のシャンプーを正しく行う必要があります。正しいシャンプーのやり方・誤りがちなポイントは以下の通りです。
正しいシャンプーのやり方 | 誤りがちなポイント |
---|---|
1日に1回シャンプーする | 1日に2回以上シャンプーする・毎日シャンプーしていない |
指の腹で優しく頭皮を洗う | 爪や指先で頭皮をゴシゴシ擦る |
アミノ酸系の洗浄力がマイルドなシャンプーを使用する | 合成界面活性剤が配合された洗浄力の強すぎるシャンプーを使用する |
シャンプーをぬるま湯で洗い流す | シャンプーを熱湯で洗い流す |
市販のシャンプーには合成界面活性剤が含まれている商品が多いため、スカルプケア目的の場合はアミノ酸系の洗浄力がマイルドなシャンプーを選びましょう。
毎日のシャンプーの際には、指の腹で頭皮を優しくマッサージするように洗うのが基本です。爪や指先で頭皮をゴシゴシ擦ると頭皮環境の悪化につながります。
シャンプーを洗い流す際には、36〜38℃程度のぬるま湯を使用するのがポイントです。湯温が低すぎると皮脂やヘアワックスを十分に洗い流せません。
反対に、湯温が高すぎると頭皮を守るべき皮脂膜まで洗い流してしまい、かえって頭皮環境の悪化を招く恐れがあります。
ドライヤー
シャンプーの後はドライヤーで頭皮や髪の毛を乾かしましょう。自然乾燥させると雑菌が繁殖し、皮膚炎や脂漏性脱毛症の発症リスクが増加します。
ドライヤーをかける前には、毛先から水が滴り落ちない程度にタオルドライを行いましょう。
タオルドライを行うとドライヤーの時間が短縮できるため、髪の毛や頭皮に加わるダメージを最低限に抑えられます。
タオルドライを終えたら、髪の毛から20センチメートルほど放してドライヤーをかけます。ドライヤーの吹き出し口からは熱風が出ているため、髪の毛に近づけすぎるのはNGです。
手で髪の毛を持ち上げるようにして、髪の毛の根元から乾かすのがポイントです。8割ほど乾いたら冷風に切り替えて仕上げましょう。
頭皮マッサージ



頭皮環境を良好に保つには頭皮マッサージが有効です。
頭皮マッサージを行うと血行を促進して新陳代謝を活発にし、髪の毛の成長をサポートする効果が期待できます。
頭皮マッサージの手順は以下の通りです。
- 首の後ろから後頭部にかけて筋緊張を緩めるイメージでマッサージする
- 後頭部・側頭部の頭皮を頭頂部に向かって持ち上げるイメージでマッサージする
- 両手の指の腹で頭皮全体をマッサージする
- 頭頂部のツボ(百会・ひゃくえ)を親指の腹で押す
頭皮マッサージは指の腹で行うのがポイントです。爪や指先で頭皮を傷つけないよう気を付けましょう。
参考 「ヘッドスパ」における頭皮マッサージ基本手技が心身に及ぼす影響
育毛剤の塗布
頭皮環境を良好に保ち、髪の毛の成長をサポートする目的で育毛剤を塗布する方法もあります。
厚生労働省の資料によると、育毛剤には以下の効果効能が期待できるとされています。
- 育毛
- 薄毛
- かゆみ
- 脱毛の予防
- 毛生促進
- ふけ
- 病後・産後の脱毛
- 養毛
シャンプーを終えたらドライヤーで頭皮や髪の毛を乾かし、添付文書をもとに適量の育毛剤を塗布します。
育毛剤を塗布し終えたら頭皮になじませるよう、指の腹で軽くマッサージしましょう。育毛剤を塗布した後にドライヤーで乾かす必要はありません。
薄毛・抜け毛・頭皮で悩む人に「新時代の育毛ケア」

元気な頭皮と毛根づくりで豊かな髪づくり
あらゆる髪の毛の悩みに対応
\幅広い年代から愛されています!/
・20〜30代 髪の悩みの予防に
・40〜50代 髪の自信アップのために
・60代〜 エイジングケアとして
今なら育毛剤が初回81%OFF!
ワックスの使い方を見直してもはげが進行するなら要注意

ワックスの使い方を見直してもはげが進行するなら、以下の脱毛症を発症している可能性があります。
脱毛症の種類 | 特徴 |
---|---|
AGA(男性型脱毛症) | 思春期以降に発症して徐々に進行する脱毛症。頭頂部や前頭部から薄毛が進行する |
FAGA(女性男性型脱毛症) | 中年期以降の女性に多く見られる脱毛症。髪の毛全体のボリュームダウンが特徴 |
粃糠性脱毛症 | 小さくて細かいフケが毛穴に詰まり、炎症を起こして抜け毛が増える |
脂漏性脱毛症 | 皮膚の常在菌であるマラセチアが異常繁殖して抜け毛を引き起こす |
牽引性脱毛症 | 局所の牽引力に伴う血行不良が抜け毛を引き起こす |
上記の脱毛症を発症した場合は自然治癒が難しいため、毛髪診断士など専門家のカウンセリングを受けるのがおすすめです。
ただし、ヘアワックスは上記の脱毛症を引き起こす直接的な原因ではないため、過度に使用を控える必要はありません。

ワックスは適切に使用してはげるリスクを抑えましょう

ヘアワックスがはげの直接的な原因になることは考えにくいですが、使い方によっては抜け毛や薄毛のリスクを高める可能性があります。
ヘアセットを楽しむためにワックスを使っても構いませんが、抜け毛や薄毛のリスクを下げられるかは使い方次第といえるでしょう。
ヘアワックスの使用に伴う抜け毛が気になる方は、本記事を参考に現在の使い方を見直し、正しい付き合い方を考えるのがおすすめです。