後頭部はげは生活習慣に起因するケースもあれば、脱毛症が原因のケースもあります。まずは以下のチェックリストにいくつ該当するか確認してみてください。
- 後頭部に光が当たると地肌が透けて見える
- 後頭部の髪の毛が細くて弱々しい
- 後頭部の髪の毛にハリやコシが感じられない
- 後頭部から抜け落ちた髪の根元が尖っている
- 後頭部の髪の根元が濁った色をしている
- つむじまわりの髪の毛が少なく、渦の流れがはっきりしない
- つむじまわりの地肌が赤いor茶色い
- 分け目部分が広がり薄くなった気がする
- ポニーテールの髪型が決まりにくくなってきた
上記の項目に該当する数が多ければ多いほど、薄毛が進行している可能性があります。原因によってはセルフケアでの改善も期待できるため、早めに対処するのがおすすめです。
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後頭部のはげが気になる方に多い原因と改善策

後頭部のはげにはさまざまな原因があるため、以下に該当しないか確認してみましょう。
- 頭部の血行不良
- 過度な精神的ストレス
- 食生活・生活リズムの乱れ
- 毛髪・頭皮への過度な刺激
ここでは、後頭部のはげが気になる方に多い4つの主な原因と、改善策を合わせて紹介します。
頭部の血行不良
後頭部がはげる原因の一つが血行不良です。髪の毛は毛母細胞の分裂によって成長しますが、血行不良に陥ると細胞分裂に必要な栄養が不足します。
血行不良を引き起こす原因は長時間のデスクワークやスマホの使用、運動不足、喫煙習慣、冷えなどさまざまです。
頭は心臓よりも高い位置にあるため、デスクワークやスマホの使い過ぎで肩や首の筋肉が硬くなると、血管が圧迫されて血行不良を起こしやすくなります。
運動不足により筋力が低下すると、筋ポンプのはたらきが低下して全身の血流が悪化します。タバコに含まれるニコチンは毛細血管を収縮させるため注意が必要です。
冬場だけでなく、夏場もエアコンの冷えで血行不良を引き起こすケースがあるため気を付けましょう。
頭部の血行不良を解消するためには、日頃から適度な運動に取り組むのがおすすめです。仕事中も座りっぱなしではなく、時々立ち上がってストレッチするなど工夫してください。
オフィスなどでエアコンの風があたる場所に長時間いる方は、別の方に席を代わってもらったり、ストールなどで首・肩まわりを保温したりしましょう。
過度な精神的ストレス
過度な精神的ストレスも、後頭部のはげを引き起こす原因の一つです。強い精神的ストレスは、自律神経のバランスを崩すためです。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つで構成されており、ストレス状態が継続すると交感神経が優位に傾きます。交感神経が優位に傾くと血管が収縮し、血行不良を引き起こすため、抜け毛リスクが増加するのです。
ストレスで身体が緊張すると、首や肩のこりから頭皮への血行不良を招くケースもあります。また、ストレスによりホルモンバランスの乱れや、睡眠の質の低下を引き起こすこともあるため注意が必要です。
忙しい現代人にとって、ストレスと無縁でいるのは困難なため、日頃から適度に発散するのがおすすめです。例えば日中に適度に身体を動かすと、ストレスを発散できる上、血行促進や睡眠の質の向上にもつながります。
忙しくて身体を動かす時間がない方は、普段使っているエスカレーターではなく階段を使うなど工夫しましょう。なるべく毎日取り組める運動を続けるのがポイントです。
ただし、暴飲暴食など健康を害する恐れのあるストレス解消法は避けてください。暴飲暴食によりかえって抜け毛リスクを増加させる可能性があります。
食生活・生活リズムの乱れ
髪の毛は日常の食事から摂取した栄養素を元に作られます。栄養バランスの悪い食事を続けていると、髪の毛の成長に必要な栄養が供給されなくなります。
揚げ物やスナック菓子、バターを多く使った洋菓子など、脂っこいものを好んで食べる方も要注意です。脂質を過剰に摂取すると、動脈硬化が進行して血行不良を引き起こしやすくなります。
過度な飲酒は睡眠の質を低下させ、正常なヘアサイクルを阻害するため気を付けましょう。喫煙によるニコチン摂取は毛細血管を収縮させ、血行不良を招きやすくなります。
髪の毛はタンパク質の一種であるケラチンで作られるため、日常の食事から良質のタンパク源を取り入れてください。アミノ酸をケラチンへと作り替えるためには、亜鉛の摂取も欠かせません。
頭皮の皮脂分泌量を抑制するには、ビタミンB2やB6を摂取するのがおすすめです。ビタミンB2やB6はレバーや納豆、ウナギ、ブロッコリー、シイタケ、マグロ、カツオ、脂質の少ない肉類などに多く含まれます。
飲酒は適量を心がけ、できればタバコはやめるのがおすすめです。禁煙が無理な方は少しでも減らせるよう努力しましょう。


毛髪・頭皮への過度な刺激
毛髪・頭皮への過度な刺激も後頭部のはげを引き起こす一因です。例えば毎日同じ箇所で髪の毛を結んでいたり、分け目を作っていたりすると、牽引力により局所の血行不良を引き起こします。
局所の血行不良が続いた結果として発症するのが牽引性脱毛症です。ヘアアイロンやカールアイロン、整髪料の使用により毛根に負担がかかり、脱毛の原因になる場合もあります。
通常は髪形を変えると、抜け毛を減らす効果が期待できます。しかし、牽引力によるダメージが毛包にまで及ぶと、二度と髪の毛が生えなくなる恐れもあるため注意が必要です。
また、シャンプーやドライヤーの誤った使い方も、後頭部はげにつながる可能性があります。毛髪・頭皮への過度な刺激を避けるためには、肌質に合ったシャンプーを選び、適切にドライヤーを使用するのがポイントです。
パーマやヘアカラーは頭皮や髪の毛に多大な負担を掛けるため、2ヶ月以上の間隔を空けて施術を受けるのがおすすめです。
参考:日本皮膚科学会
女性はホルモンバランスの乱れも後頭部のはげにも起因

女性の方はホルモンバランスの乱れが原因で、後頭部の薄毛を引き起こす可能性があります。
女性ホルモンとしてはエストロゲンとプロゲステロンがよく知られており、それぞれ髪の毛に関して以下のはたらきがあります。
- エストロゲン:髪の毛のハリやコシを維持する
- プロゲステロン:ヘアサイクルの成長期を維持する
40代以降になると女性ホルモンの分泌量が急激に減少するため、相対的に体内の男性ホルモンの量が増加します。
男性ホルモンの増加が原因で抜け毛が増える脱毛症が、更年期に多く見られるFAGA(女性男性型脱毛症)です。
また、出産後にも女性ホルモンの分泌量が激減し、抜け毛が増える分娩後脱毛症を発症する方が多いです。
分娩後脱毛症に伴う抜け毛は多くが半年から1年程度で回復しますが、長く続く方は注意が必要です。
参考
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後頭部のはげをカバーする髪型を男女別に紹介

後頭部のはげは生活習慣の見直しで改善できるケースもありますが、すぐに髪の毛が生えそろう訳ではありません。そのため、髪型を工夫してカバーするのがおすすめです。
後頭部のはげをカバーするポイントは以下の3つです。
- 無理やり隠そうとしない
- ボリュームが出る髪型にする
- あえて短くする方法もある
ここでは、後頭部のはげをカバーするのにおすすめの髪型を男女別に紹介します。
男性
男性の後頭部はげをカバーする際におすすめの髪型は以下2つです。
- ショートカット
- おしゃれ坊主
後頭部のはげが気になると、髪の毛を伸ばしてカバーしようとしがちです。しかし、髪の毛自体の重さでかえって薄毛部分を目立たせる恐れがあります。
あえてショートカットにすると薄毛箇所とその他の部分の差がなくなるため、後頭部のはげが目立ちにくくなります。
おしゃれ坊主も後頭部はげの男性におすすめの髪型です。おしゃれ坊主はベリーショートと坊主の中間にあたる髪型です。髪の毛全体を短く刈り揃えると、薄毛箇所が目立ちにくくなります。ワックスなどでトップを立たせるとさらにおしゃれな感じになります。
女性
女性の後頭部はげをカバーする際におすすめの髪型は以下2つです。
- ゆるふわパーマ
- 緩めのポニーテール
女性の場合も後頭部のはげを隠そうと、髪を伸ばすのは逆効果になる恐れがあります。むしろ髪を短くしてボリュームを出すと、薄毛箇所が目立ちにくくなります。
女性が後頭部はげをカバーする際におすすめの髪型がゆるふわパーマです。髪を短めにカットしてフワッとしたパーマを当てると、全体のボリュームが増して薄毛箇所がめだちにくくなります。
緩めのポニーテールも、後頭部のはげを隠すのにおすすめです。ただし、牽引力により抜け毛リスクを増加させる恐れがあるため、きつく結ぶのは避けてください。
後頭部のはげが進行するなら脱毛症・病気の可能性がある

生活習慣の見直しや正しいヘアケアを続けても後頭部のはげが進行するなら、以下の脱毛症や病気を発症している可能性も疑われます。
- 円形脱毛症
- 脂漏性脱毛症
- 圧迫性脱毛症
- 瘢痕性脱毛症
- その他の病気・影響
いずれの脱毛症・病気も自力での改善が困難なため、該当すると思われる方は医療機関などで専門家に相談するのがおすすめです。
円形脱毛症
円形脱毛症はある日突然のように、まとまった範囲の髪の毛がごっそりと抜け落ちる脱毛症です。老若男女を問わず、誰でも発症する可能性があります。
円形脱毛症の原因については、はっきりしたことがわかっていません。しかし、自己免疫系の異常により発症リスクが増加するとの説が有力視されています。
脱毛斑が一つだけできる単発型円形脱毛症であれば、1年以内におよそ8割が改善します。ただし、円形脱毛症は再発を繰り返すケースが多いため要注意です。
脱毛範囲が広ければ広いほど回復が困難なため、円形脱毛症の発症が疑われる方は、速やかに適切な治療を受けてください。
脂漏性脱毛症
脂漏性脱毛症は、常在菌の一種であるマラセチアが異常繁殖し、脂漏性皮膚炎を発症した結果起こる脱毛症です。マラセチアは皮脂をエサとして増殖するため、皮脂の分泌量が多いと発症リスクが増加します。
脂漏性皮膚炎はその他の脱毛症とは異なり、初期にはかゆみがないか、あっても軽微なため発症に気づくのが遅くなりがちです。そのため、しばしば慢性的な経過をたどる傾向にあります。
脂漏性皮膚炎や脂漏性脱毛症も自力での改善が困難なため、発症が疑われる際には速やかに専門家に相談してください。
圧迫性脱毛症
圧迫性脱毛症は機械性脱毛症とも呼ばれており、ヘルメットや帽子などで頭部を圧迫し続けた結果として発症します。圧迫された箇所に血行不良が生じると、髪の毛の成長に必要な栄養が不足し、結果として抜け毛が起こりやすくなります。
主に遺伝が原因のAGA(男性型脱毛症)や、原因不明の円形脱毛症とは異なり、原因が明確なため比較的対処しやすい脱毛症です。仕事でどうしてもヘルメットを着用する必要がある方は、休憩中はできるだけ外すなど工夫してください。
また、頭皮への血行を促進するため、自宅で頭皮マッサージに取り組むのもおすすめです。自力での対処が困難な方は、ヘッドスパでマッサージを受けたり、クリニックで治療を受けたりする方法もあります。
瘢痕性脱毛症
瘢痕性(はんこんせい)脱毛症は、火傷やケガなどが原因で毛包が破壊され、髪の毛が生えなくなる脱毛症の一種です。髪の毛を作る元となる毛包が死滅した箇所からは、二度と髪の毛が生えてきません。
瘢痕性脱毛症の原因としては火傷やケガ以外にも、細菌感染や皮膚疾患、全身性強皮症、皮膚がんなどが挙げられます。皮膚疾患が原因の瘢痕性脱毛症が疑われる場合、速やかに対処しないと脱毛範囲が広がる恐れもあるため注意が必要です。
瘢痕性脱毛症は原則として自力での回復が不可能なため、発症が疑われる方は、速やかに専門家に相談してください。瘢痕性脱毛症の原因によっては、投薬治療や外科手術での改善が期待できます。
その他の病気・影響
上記の脱毛症以外にも、以下の病気や治療薬などの影響で抜け毛を引き起こすケースがあります。
病気・影響 | 症状の特徴 |
---|---|
分娩後脱毛症 | 出産から2〜3ヶ月して抜け毛が増え始める。多くのケースでは半年~1年の間に症状が回復する |
抜毛症(トリコチロマニア) | 自分で自分の毛髪や体毛を引き抜いてしまう病気。悪いと思っていてもやめられず、心療内科での治療が必要 |
薬剤の副作用 | 抗がん剤や抗うつ薬、抗凝固薬などの副作用で抜け毛が増えるケースがある |
感染症の影響 | 新型コロナウイルスの後遺症として抜け毛が増えるケースがある |
補足|後頭部のはげはAGA(男性型脱毛症)の可能性は低い

男性に見られる代表的な薄毛がAGA(男性型脱毛症)で、男性の薄毛の30%がAGAに起因するとされています。
AGAは男性ホルモンの一周である「テストステロン」が「5αリダクターゼ」と結合して「DHT(ジヒドロテストステロン)」を生成し、髪の毛の正常な成長サイクルを乱すことで発生します。
5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、AGAに主に関与しているのはⅡ型の5αリダクターゼです。Ⅱ型の5αリダクターゼは主に前頭部や頭頂部の毛包に多く存在しています。
後頭部は5αリダクターゼの分布が少ない箇所のため、後頭部でAGAが発症する可能性は低いと考えられます。
後頭部のはげは原因を見極めて適切に対処しよう

後頭部のはげの原因は頭皮の血行不良や過度な精神的ストレス、食生活・生活リズムの乱れ、毛髪・頭皮への過度な刺激などです。主に生活習慣の乱れや誤ったヘアケアが原因のため、セルフケアで改善できるケースもあります。
ただし、原因ごとに有効なアプローチは異なるため、なぜ後頭部がはげているのか原因を突き止めるのが先決です。後頭部のはげがなぜ起こっているか原因がわからない方は、毛髪診断士などの専門家に相談するとよいでしょう。
セルフケアでは後頭部のはげが一向に改善しない場合、脱毛症や何らかの病気を発症している可能性があります。脱毛症や病気が原因だと自力での回復が困難なため、なるべく早めに専門家に相談して適切な治療を受けてください。