スキンヘッドにすると髪は生えない?毛根はリセットされる?髪の毛が復活する方法を解説

スキンヘッドにすると髪は生えない?毛根はリセットされる?髪の毛が復活する方法を解説

スキンヘッドにするか迷っている方で「スキンヘッドにすると髪が生えてこない」と聞いたことがあり、心配な方もいるでしょう。また「今はスキンヘッドだけど元の髪型へ戻したい」という方にも戻せない不安を抱えている方はいるのではないでしょうか。

実際スキンヘッドにしても、毛母細胞が生きている限り髪が生える可能性はあります。

またスキンヘッドにしても毛根はリセットされず、薄毛が治ったり髪質が変わったりすることも基本的にはないとされています。

本記事では、スキンヘッドの正しいケア方法や髪の毛が生えやすくなる方法を解説します。正しいお手入れを心がけて毛根を守り、自分好みの髪型を楽しみましょう。

目次

スキンヘッドにすると髪の毛が生えない?

スキンヘッドにすると髪の毛が生えない?

スキンヘッドにしても、毛母細胞が生きている限り髪の毛が生えてくる可能性はあります。しかし毛根が死滅している場合、毛は生えてきません。

毛根が死滅する原因は、頭部を損傷したり遺伝的要因があったりとさまざまです。スキンヘッドにしても、健康的な生活習慣や正しいケアを心がけていれば毛根の死滅は防げます。

スキンヘッドにすると毛根がリセットされるのは本当?

スキンヘッドにしても毛根はリセットされないため、薄毛が治ったり髪質が変わったりすることはありません。

そもそも毛根には寿命があり「生える→伸びる→抜ける」のサイクルが2〜6年繰り返され、このヘアサイクルが最後の周期を終えると髪が生えてこなくなります。

スキンヘッドは薄毛を目立たなくできるヘアスタイルですが、薄毛治療にはならずお手入れも簡単ではありません。毛根をリセットする目的でスキンヘッドにするのは、やめた方が良いでしょう。

毛根が死滅していないのに髪が生えてこない原因は?

毛根が死滅していないのに髪が生えてこない原因は?

毛母細胞がうまく働いていないと、毛根が死滅していなくても髪が生えてこない原因になり得ます。通常のヘアサイクルは2〜6年ですが、毛母細胞の活性が減少すると毛根は生きていても休眠期に入り髪は生えてきません。

AGAの多くは、ヘアサイクルの乱れが原因です。毛根は簡単に死滅しませんが、ヘアサイクルは強いストレスや睡眠不足でも乱れます。まずは生活習慣を整えて、ストレスフリーな生活を心がけましょう。

参考:男性型脱毛症と育毛有効成分

スキンヘッドでも髪の毛が生える可能性を維持する方法

スキンヘッドでも髪の毛が生える可能性を維持する方法

スキンヘッドでも、髪の毛が生える可能性を維持する方法は以下の通りです。

  • 頭皮マッサージの実施
  • 食生活の改善
  • 睡眠の質の改善
  • 軽い運動の習慣化
  • ストレスの発散

スキンヘッドから元の髪型に復活したい場合、すぐ生えるように毛根が死ぬ・毛穴がふさがる前の対策を施すことが大切です。

頭皮マッサージの実施

頭皮マッサージ
頭皮マッサージ
頭皮マッサージ

スキンヘッドの方は、普段から頭皮のケアとしてマッサージを取り入れましょう。マッサージをすることで、頭部全体の血行を促し髪の毛が育成しやすい状態が作られます。

マッサージにはリラックス効果も見込めるため、副交感神経が優位になり睡眠の質向上へつながります。特に身体が温まっている入浴後に行うと、効果が高まるためおすすめです。

頭皮マッサージは、力を入れすぎず正しい手順で実施します。上記の手順を参考にして日常にマッサージを取り入れ、頭皮がリラックスした状態を目指しましょう。

食生活の改善

毛根の死滅を防ぐために、食生活の改善も重要です。髪の成長に欠かせない栄養素「タンパク質・ビタミン・亜鉛」を意識的に摂取しましょう。

栄養素豊富に含む食品例
タンパク質鶏肉・マグロ・卵など
ビタミン豚肉・くるみ・赤身魚など
亜鉛牡蠣・レバー・うなぎなど

ジャンクフードや脂質の多い食事は、毛穴詰まりの原因になり薄毛の進行につながります。肌が露出しているスキンヘッドは、毛穴が詰まると頭皮が荒れる原因になるほか、頭皮のトラブルは見た目にも直結するため、正しい食生活を心がけましょう。

睡眠の質の改善

スキンヘッドから元の髪型に復活するには、睡眠の質の改善を目指しましょう。髪の成長を促す成長ホルモンを出すために、良質な睡眠は欠かせません。

レム睡眠よりも深い眠りの「ノンレム睡眠」は、成長ホルモンをより多く分泌します。寝室の環境を整えてストレスフリーを心がけると、深い眠りにつきやすくなるのでおすすめです。

また副交感神経を優位にするために、入浴で温まる、寝る前にスマホ・PCを触らないなどリラックスできるように工夫しましょう。

軽い運動の習慣化

スキンヘッドで毛根を死滅させないためには、軽い運動の習慣化も大切です。運動不足だと末端である頭皮の血行が悪くなり、髪の毛が生えづらくなる可能性があります。

激しい筋トレをしたりジムに通ったりする必要はなく、日々の習慣に適度な運動を取り入れることが大切です。ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動は、ストレスの解消にもつながります。

またたくさん歩くショッピングモールへ買い物に出かけたり、エスカレーターやエレベーターを階段に置き換えたりするなど、日常生活での意識を変えることも大切です。

寝る前にもヨガやストレッチの習慣をつける等、無理なくできる運動を取り入れましょう。

ストレスの発散

薄毛対策には、ストレスの発散が欠かせません。強いストレスが溜まった状態だと交感神経が優位になり、毛細血管が収縮して頭皮の血流が悪くなります。

頭皮の血流が悪くなると、髪の毛の成長に必要な栄養素が届きにくくなり、毛が細く短くなってしまいます。また交感神経が優位になると良質な睡眠が取れなくなり、成長ホルモンの分泌が悪くなるため注意が必要です。

仕事や家事・人間関係などでストレスが溜まるタイミングはあり、完全には避けられません。そのため、自分なりの発散方法を見つけておくことが大切です。

しかし、ストレス発散のためにお酒を飲みすぎたり夜更かしをしすぎたりすると髪の毛に悪影響を及ぼします。日常的に軽い運動を取り入れたり、温かい湯船に浸かったりして自分をいたわりましょう。

スキンヘッドで生えてこない時もやってはいけないこと

スキンヘッドで生えてこない時もやってはいけないこと

スキンヘッドから元の髪型に戻したい時、髪の毛が生えてこなくても焦りは禁物です。とくにやってはいけないことを3つ紹介します。

  • 育毛剤・発毛剤の使い方を守らない
  • 頭皮を強めに洗う
  • 髪の毛が伸びるまでひたすら待つ

育毛剤・発毛剤の使い方を守らない

早く効果を実感したくても、育毛剤や発毛剤の用法・用量を守らないのは禁物です。規定量を超えた使用は、刺激を与えすぎて頭皮トラブルの発生など逆効果になりかねません。

また育毛剤は自分でも手に入りますが、自己判断で併用したり発毛剤を含めて海外から輸入したりするのは危険です。特に輸入品は偽物の場合もあり、発疹や痒み・頭皮トラブルにつながる可能性があります。

発毛剤に関しては医師からの処方が必要なので、クリニックで診察の上で適量を守って正しく使用しましょう。

参考:毛髪用薬(発毛,養毛,ふけ,かゆみ止め用薬等)

頭皮を強めに洗う

毎日のシャワーやお風呂で、頭皮を強めに洗うのはやめましょう。頭皮を雑に刺激しても詰まった毛穴は開きません。

逆に頭皮環境が悪化して、フケ・乾燥・炎症が起きたり脱毛症を起こしたりする危険性があります。また頭皮表面の角質が剥がれ落ち、頭皮を守るバリア機能が低下するため注意が必要です。

さらに頭皮マッサージも力を入れすぎると逆効果となり、頭皮環境の悪化につながります。頭皮を清潔に保つのは大切ですが、正しい手順で優しく丁寧に行いましょう。

髪の毛が伸びるまでひたすら待つ

スキンヘッドを卒業したい時に、髪の毛が伸びるまでひたすら待つのは危険です。毛根が死滅していたり毛穴がふさがったりした状態では、いくら待っても髪の毛は生えてきません。

むしろ時間が経つほどリカバリーが難しくなるため、早めに信頼できる毛髪診断士や専門家に相談することが重要です。

スキンヘッドの正しいお手入れのやり方を紹介

スキンヘッドの正しいお手入れのやり方を紹介

スキンヘッドで毛根を守るためには、正しい頭皮ケアやお手入れが必須です。スキンヘッドのお手入れの手順を詳しく紹介します。

  1. 髪や頭皮に水分を与えて柔らかくする
  2. シェービング剤を髪全体に塗る
  3. 順剃り・逆剃りの順にシェービングする
  4. きれいに洗い流して剃り残しを確認する
  5. 頭部全体を保湿する

いきなり剃り始めるのではなく、髪や頭皮に水分を与えて柔らかくしてからシェービングをしましょう。またシェービング剤を使用することで、頭皮へのダメージが抑えられます。

さらに順剃り・逆剃りの順にシェービングしていくと、剃り残しを防げます。シェービング後は肌が敏感になっているため、頭部全体をしっかり保湿しましょう。

スキンヘッドのケアで毛根・頭皮への刺激を抑えるコツ

スキンヘッドのケアで毛根・頭皮への刺激を抑えるコツ

スキンヘッドのケアで、毛根・頭皮への刺激を抑えるコツを紹介します。

  • やり始めのケアは電気シェーバーで安全に配慮して剃る
  • 慣れてからのケアに使うカミソリは洗浄・交換をこまめに行う
  • 入浴後や毛を剃った後は十分に保湿する
  • 外出する際は紫外線対策を行う

やり始めのケアは電気シェーバーで安全に配慮して剃る

初めてスキンヘッドにする方は、カミソリよりも電気シェーバーの使用がおすすめです。電気シェーバーなら、操作を誤って頭皮を切る心配が少なくなります。

また準備に手間も少なく、カミソリよりも刺激が抑えられるので敏感肌にも使いやすいのがポイントです。

しかし、清潔を保つために1〜2年程度で刃を買い替える必要があります。またカミソリよりも綺麗に剃り切ることは難しいため、慣れてきた方はカミソリを使用すると良いでしょう。

慣れてからのケアに使うカミソリは洗浄・交換をこまめに行う

スキンヘッドのシェービングに慣れてきた方は、電気シェーバーよりも深剃りできるカミソリがおすすめです。

ひげそりにも使うT字のカミソリは、電気シェーバーに比べると安価で手に入り、日常的に使用しやすくなっています。I字カミソリは、頭の形に合わせるのが難しいのでおすすめしません。

T字カミソリの3枚刃は剃り味が落ちますが目詰まりしにくく、5枚刃は深剃りしやすいけれど目詰まりが起きやすいのが特徴です。3枚刃と5枚刃でそれぞれ特徴が異なるため、好みで使用することをおすすめします。

どのカミソリを使用しても、毎回使った後の洗浄と切れ味やスムーサーの効果が薄れてきたらすぐ交換は必須です。古いカミソリは菌が繁殖しやすく、頭皮を傷つける危険性があるため目安期間を大幅に越えて使い続けるのはやめましょう。

入浴後や毛を剃った後は十分に保湿する

スキンヘッドは、毛髪がある時と比べて頭皮が乾燥しやすい状態なので、入浴後やシェービング後は十分な保湿を心がけましょう。

頭皮の乾燥を放置すると、フケ・過剰な皮脂の分泌・ニキビ・臭いなどの原因になります。頭皮トラブルは、毛穴詰まりの原因にもなり髪の成長を妨げるため注意が必要です。

乾燥を防いで頭皮を健やかに保つために、クリームや化粧水などの保湿剤を塗って毎日のケアを欠かさず行いましょう。

外出する際は紫外線対策を行う

スキンヘッドは頭皮が露出しており紫外線によるダメージが大きくなるため、外出する際は徹底した紫外線対策を行いましょう。

UV対策を怠ると日焼けや皮むけがしやすい状態になるので、頭皮の乾燥が進み肌トラブルにつながります。ニキビや吹き出物の原因にもなり、健康な髪の成長や皮脂分泌にも影響があるため日焼けには注意です。

紫外線対策には、UVカット効果の見込める帽子や日傘を推奨します。日焼け止めも有効なので、顔に塗るついでに頭皮にも塗ると良いでしょう。

スキンヘッドから元の髪型へ復帰する際は育毛剤・発毛剤を使うのがおすすめ

育毛剤には毛を育てる役割があり、発毛剤には毛を生やす役割があります。スキンヘッドから髪型を戻したい時は、育毛剤と発毛剤を使用すると戻しやすくなるためおすすめです。

発毛剤は医師による処方が必要ですが、育毛剤は市販でも購入できるので試しやすくなっています。髪が生えるのをひたすら待つのではなく、まずは育毛剤の使用から検討してみましょう。

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