薄毛にパーマをかけても大丈夫?注意点やおすすめの髪型を紹介

薄毛にパーマをかけても大丈夫?注意点やおすすめの髪型を紹介

薄毛が気になる方の中には、パーマで目立たなくしたいと考える方も多いはずです。しかし「薄毛対策としてパーマをかけて大丈夫?」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。

本記事では、薄毛の方がパーマをかけるメリットやデメリット、注意点などをまとめました。

薄毛に悩んでいる方や髪型を変えたい方はぜひ本記事を参考にしてください。

目次

薄毛が気になる時にパーマをかけても大丈夫?

薄毛が気になる時にパーマをかけても大丈夫?

結論として、パーマは使用する薬剤が頭皮や髪の毛にダメージを与えやすいため、薄毛対策としてなるべく避けたい施術です。パーマを避けたい理由を具体的に解説します。

  • 頭皮・毛髪へのダメージ
  • 薬剤や施術による負担

頭皮・毛髪へのダメージ

パーマで用いる薬剤が、頭皮や髪の毛にダメージを与えます。これらの負担を軽減するためにパーマ剤は改良されていますが、ダメージをゼロにすることはできません。

薄毛の方は特にパーマ剤が直接頭皮に触れ、かゆみや赤み、炎症などのトラブルが起きやすいため要注意です。ひどくなると頭皮環境が悪化し、薄毛や抜け毛が進行するケースもあります。

また、パーマ剤を塗布すると髪の毛のキューティクルが剥がれ落ち髪の毛が細く弱くなり、切れ毛の原因になるため要注意です。切れ毛は薄毛が目立ちやすくなるため気をつけましょう。

薬剤や施術による負担

パーマの薬剤や施術は頭皮に負担をかけ、薄毛を悪化させるケースがあります。

髪の毛はケラチンと呼ばれるタンパク質によって形状を維持しています。そして、パーマは薬剤を使用して髪の毛のケラチンを切り離し、熱を加えて形状を変化させ、再度ケラチンを結合させて髪の毛に動きをつける施術です。

万が一、施術時に薬剤が頭皮につくとダメージを与えたり、アレルギー反応を引き起こしたりして、頭皮環境を悪化させる恐れがあります。

また、パーマ剤はアルカリ性です。弱酸性の頭皮に薬剤が付くと刺激になり、フケ、かゆみなどの炎症を起こす場合があります。頭皮に炎症を起こすと髪の毛にもダメージが加わるため切れ毛の原因となり、薄毛を悪化させる場合があるので要注意です。

参考 パーマのメカニズム

薄毛が気になる方がパーマをかける時に注意すること

薄毛が気になる方がパーマをかける時に注意すること

薄毛が気になる方がパーマをかける場合、次の4つに注意することで髪の毛や頭皮の負担が軽減できます。

  • パーマをかける間隔を空ける
  • 負担の少ないパーマのやり方を選ぶ
  • 信頼できる美容師に頼む
  • 一緒にカラーリングしない

パーマをかける間隔を空ける

パーマをかける間隔を空けることで、髪の毛や頭皮への負担が軽減できます。

一度かけたパーマは時間の経過とともに落ちていきます。自宅でもトリートメントを使用したり、タオルドライの方法を工夫したりするとパーマが長持ちし、パーマをかける間隔を空けられます。

近年、髪の毛や頭皮にダメージの少ない薬剤が開発されていますが、負担がゼロではありません。パーマの間隔を空けるために、日頃のケアから気を使うことが重要です。

負担の少ないパーマのやり方を選ぶ

髪の毛や頭皮へのダメージを少なくするために、負担の少ないパーマ剤を選びましょう。

パーマの種類は「熱を使用するかしないか」で大きく2つにわかれます。

カテゴリ特徴細かい種類
コールドパーマ熱を使用しない短時間の施術で済む髪の毛が濡れた時にカールが生まれる乾くと巻きが緩くなり、ふわっとした仕上がりになる水パーマコスメパーマクリープパーマ
ホットパーマ熱を使用する(ダメージが大きい)形がつきやすく、持ちが長い髪の毛が乾燥した状態の時にカールが強く出るデジタルパーマアイロンパーマ

コールドパーマは比較的ダメージが少なく、短時間で施術ができます。どちらの方法でも髪の毛と頭皮にダメージはありますが、薄毛を気にしている方はできるだけダメージの少ないコールドパーマを選びましょう。

信頼できる美容師に頼む

パーマをかける際は、薄毛や頭皮の状態を相談しやすく信頼できる美容師に施術を頼みましょう。

パーマ施術は、美容師の知識と技術に大きく左右されます。頭皮や髪質に合った薬剤を選択してもらうことで、パーマ施術で受ける頭皮と髪の毛の負担が軽減できます。

信頼できる美容師を探す方法としては、Googleの口コミやSNS、予約サイトなどを活用し、自分が希望とする髪型の経験があるだけでなく、技術や薬剤にこだわりがある美容師を選ぶことがおすすめです。

一緒にカラーリングしない

パーマ施術を行う際は、同時にカラーリングを行わないようにしましょう。

カラーリングもパーマと同様に、薬剤が頭皮につくことでダメージを与えます。パーマとカラーリングを同時に行うと、ダメージが倍増するため同時施術は避けてください。

パーマとカラーリングの施術間隔は、最低でも2ヶ月以上空けることが推奨されています。

パーマとカラーリングの両方を考えている方は、頭皮や髪の毛の状態とともに美容師に相談しながら、施術の順番や日程を決めましょう。

薄毛が気になる時にパーマをかけるメリットは?

薄毛が気になる時にパーマをかけるメリットは?

薄毛が気になる時にパーマをかけると、次のようなメリットがあります。

  • 髪の毛のボリュームアップができる
  • 地肌が見えてしまうのを隠せる
  • コテやアイロンを使う方は日々のダメージの軽減になる

パーマは髪の毛のボリュームアップができたり、地肌が見えてしまうのを隠せたりと、薄毛をカバーできることがメリットです。

薄毛が気になる部位によって、パーマのかけ方や髪の切り方はさまざまです。薄毛の状態を美容師に相談し、最適な方法を提案してもらいましょう。

気になる部位対策
頭頂部パーマで髪の毛の流れを作る髪の毛を立ち上がらせ、頭頂部のボリュームアップをする
M字はげ短髪にする前髪をあげる
広いおでこ前髪を重めにおろす

パーマ以外で薄毛をカバーできる髪型を男女別に紹介

パーマ以外で薄毛をカバーできる髪型を男女別に紹介

パーマをかける以外にも、薄毛をカバーできる髪型はあります。

本章では男女別に薄毛がカバーできる髪型を紹介します。

  • 男性(メンズ)に似合う髪型・パーマ
  • 女性に似合う髪型・パーマ

男性(メンズ)に似合う髪型・パーマ

薄毛の男性(メンズ)に似合う髪型・パーマは以下の5つです。

  • ツイストパーマ
  • スパイラルパーマ
  • ツーブロック
  • ソフトモヒカン
  • 坊主

M字はげの方には、髪の毛の側面を刈り上げ頭頂部にボリュームを出し、生え際の薄毛を目立たなくさせるツーブロック、頭頂部の薄毛が気になる方はトップの髪にボリュームを出すソフトモヒカンがおすすめです。薄毛が進行している場合は、思い切って坊主にすると薄毛が目立ちにくくなり、清潔感が出ます。

ツイストパーマ、スパイラルパーマもおすすめですが、パーマをかけるためにはある程度の髪の毛の長さが必要です。薄毛が重度になってしまうと、パーマがかけられる長さまで髪の毛が伸びない可能性があるため、薄毛の状態を美容師に相談して、自分に似合うヘアスタイルを探しましょう。

女性に似合う髪型・パーマ

薄毛の女性に似合う髪型・パーマは以下の3つです。

  • ゆるふわパーマ
  • ツイストパーマ
  • スパイラルパーマ

ゆるふわパーマは、立体感のあるヘアスタイルになるため、頭頂部の薄毛が気になる方におすすめです。自然に仕上がるため、パーマが初めての方でも挑戦しやすいヘアスタイルです。

ツイストパーマは、自然に髪の毛全体にボリュームが出せます。そのため、髪の毛全体のボリュームが減ってきたと感じる方におすすめです。

スパイラルパーマは、他のパーマよりも立体感とボリュームを出せます。カールの強度も調整しやすいため、髪の毛が細くて全体が薄く見えると悩んでいる方におすすめです。

パーマはかける際のねじりの強さや髪質、毛量によって仕上がりが大きく変わるため、施術前に仕上がりのイメージを美容師と共有しておきましょう。モデルとなる写真を持って美容室に行くと理想的な髪型を手に入れやすくなります。

パーマで隠すよりも薄毛の早期改善がおすすめ

パーマで隠すよりも薄毛の早期改善がおすすめ

薄毛はパーマで隠すこともできますが、早期改善がおすすめです。薄毛を早期改善するためのポイントは以下の4つです。

  • 育毛剤を使う
  • 頭皮マッサージを行う
  • 日頃の毛髪・頭皮ケアを見直す
  • 食生活・生活習慣を見直す

具体的に解説します。

育毛剤を使う

育毛剤は、薄毛の予防と改善になります。育毛剤は、頭皮環境を整えたり、健康な髪の毛を育てたりすることをサポートしてくれる製品です。育毛効果が期待でき、薄毛・抜け毛のセルフケアに最適です。

育毛剤は、入浴後や朝シャワーの後など頭皮が一番清潔な状態で使用しましょう。頭皮が不潔な状態で使用すると、育毛剤の成分が溜まった皮脂や汚れで頭皮にうまく浸透せず、効果が薄れる可能性があります。

育毛剤はドラッグストアなど市販で購入できます。半年以上継続することで育毛効果が見込めるため、継続しやすい価格帯のものを購入しましょう。

頭皮マッサージを行う

頭皮マッサージ
頭皮マッサージ
頭皮マッサージ

頭皮の血行が促進できる頭皮マッサージは、費用がかからず自宅で簡単にできるためおすすめです。

頭皮の血行を促進することで、髪の毛の成長に必要な栄養と酸素が届きやすくなり、薄毛を予防・改善する効果が見込めます。

また、頭皮マッサージはリラクゼーション効果もあり、身体が温まった入浴後に行うと副交感神経がはたらき質の良い睡眠が取りやすくなるため、入浴後に行いましょう。

育毛剤と同時に頭皮マッサージを行うことで、育毛剤の有効成分が浸透しやすくなり、育毛効果が高められます。

頭皮マッサージはやりすぎると頭皮への過度な刺激となるため、1回3〜5分を目安に毎日続けてください。

日頃の毛髪・頭皮ケアを見直す

薄毛の改善と予防のために日頃の毛髪・頭皮ケアの見直しは必須です。

好きなメーカーや香りだけで製品を選ぶと、洗浄力が高く頭皮に悪影響を及ぼしてしまう製品もあります。薄毛が気になる際は保湿力や低刺激を重視し、頭皮・毛髪に優しいシャンプー・コンディショナーを選びましょう。

また、製品にこだわっても、すすぎや乾燥が不十分だと髪の毛は痛み、頭皮環境も悪化していきます。シャンプー・コンディショナーはすすぎ残しのないように十分に洗い流し、ドライヤーでしっかりと乾かす習慣をつけましょう。

食生活・生活習慣を見直す

薄毛の改善・予防に食生活と生活習慣は大きく関係しています。

髪の毛の成長に必要なタンパク質、ビタミン、ミネラルが豊富な食事を心がけ、脂っこくて高カロリーの食事は避けましょう。

仕事や付き合いでバランスが取れた食事が難しい場合は、サプリメントで補うことも有効です。

また、適度な運動と睡眠も大切です。特に、髪の毛の成長に必要なホルモンが最も分泌される午後10時〜午前2時の間に睡眠を取ることを意識しましょう。

お酒とタバコは頭皮の血行不良を招くため、できる限り控えることがおすすめです。

【注意】薄毛の中でもパーマは避けるべき人の特徴

【注意】薄毛の中でもパーマは避けるべき人の特徴

頭皮や髪の毛の状態によっては、パーマを避けた方がいいケースがあります。例えば、次の3つのような症状があるケースです。

  • 頭皮にかゆみ・炎症・かぶれがある
  • 髪の毛がひどく傷んでいる
  • 抜け毛の量が多いと感じる

頭皮にかゆみ・炎症・かぶれがある場合は皮膚のバリア機能が弱っており、パーマによって症状を悪化させてしまうケースがあります。まずは頭皮環境を整えて、頭皮の症状を改善することに専念しましょう。

また、抜け毛の量が多い場合は、皮膚炎や脱毛症の可能性があります。皮膚炎や脱毛症は自然治癒が難しいため、専門機関での診断と治療が必要です。

悩んでいる薄毛が病気で起きている可能性もあるため、皮膚の炎症や抜け毛の量に悩んでいる場合は早めに専門機関を受診しましょう。

薄毛が気になる方はダメージを抑えてパーマをかけよう

薄毛が気になる方はダメージを抑えてパーマをかけよう

パーマで薄毛をカバーすることもできますが、薬剤によって頭皮や髪の毛はダメージを受けるため、できる限り避けたい施術です。

しかし、パーマをかけて薄毛をカバーしたり髪型を変えたりする場合は、負担が少ないパーマを選ぶ、自宅でトリートメントや育毛剤を使用しヘアケアを行うなど、頭皮と髪の毛のダメージを抑える工夫を行いましょう。

薄毛はパーマをかけなくても、髪型を工夫することでカバーできます。そのため、薄毛対策としてパーマを検討している方は、本当にパーマが必要なのか美容師に相談して髪型の提案をもらうことがおすすめです。

薄毛は食生活の乱れや日頃の毛髪・頭皮ケアの不十分などから起きるため、日々の生活を改善し、薄毛を根本から解決することも心がけましょう。

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