産後の薄毛は多くの女性が悩んでおり、いつ元の状態に戻るのか不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、産後の薄毛はどれくらいで治るのか、また、薄毛改善のための対策を紹介しています。
産後の薄毛に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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産後の薄毛はいつ治る?
産後の薄毛は「産後脱毛症」または「分娩後脱毛症」と呼ばれ、多くの場合、出産後6ヶ月〜1年程度で自然に回復すると言われています。
しかし、個人差があるため出産から1年が経過しても元の状態に戻らない方もいます。
下記は、出産後抜け毛が起きた女性を対象に、抜け毛が始まってから髪の毛が元のボリュームに戻るまで、どれくらいかかったかを調査したグラフです。

グラフを見ると、「元のボリュームに戻るまで7ヶ月以上かかった~未だに元のボリュームに戻っていない」と回答した人がの55%ということが分かります。
産後に抜け毛が起こった女性の半数以上は、元のボリュームに戻すまでにかなりの時間をかけています。しかし、3か月もかからず元のボリュームに戻った方もいます。
このグラフからも分かるように、産後の薄毛解消の期間には個人差があるため、元に戻るのが遅いからといって焦らずに、まずは簡単にできる対策から始めてみましょう。
また、抜け毛のピークは出産から3~6ヵ月の期間と言われています。現在がピークの期間で抜け毛の量に不安を感じている方は、今後時間とともに抜け毛の量は減っていくと考えて良いでしょう。
出典:〜出産後の女性 半数以上が悩んでいる「産後抜け毛」〜 2022年5月12日“育児の日”「産後抜け毛外来」開設
産後の薄毛の原因とは?
そもそも産後の薄毛の原因にはどのようなものがあるのでしょう。
下記で詳しく解説しています。
・ホルモンバランスの変化によるヘアサイクルの乱れ
妊娠中は女性ホルモンの1種「エストロゲン」の分泌量が増加し、ヘアサイクルの〈成長期・退行期・休止期〉のうちの〈成長期〉が維持された状態になるため、通常なら抜け落ちるはずの髪が抜けにくくなります。
しかし出産後は、女性ホルモンが通常の量に戻るため、体内の女性ホルモンの量は急激に減少します。そのため、妊娠中に抜ける予定であった髪が一気に抜け落ちる現象が起きるのです。
下記のグラフを見ても、エストロゲンの分泌量は妊娠中から出産後で大きく変動していることが分かります。

・出産による身体へのダメージや、身体的・精神的ストレス

出産は女性の体に大きな負担を与えます。
そして、出産と同時に育児が始まり、生活リズムも大きく変わります。
赤ちゃんのお世話を優先して、自身が睡眠不足や栄養不足になる方も少なくありません。
特に授乳中は、赤ちゃんに栄養が優先的に使われるため、栄養をしっかり取っているつもりでも栄養不足になる可能性があります。
栄養が不足すると、髪の毛の生成に必要な栄養の不足や、血行不良を引き起こす可能性があります。
睡眠不足の場合は、成長ホルモンの分泌量が減って髪の毛が健康に育ちにくくなります。
また、人によっては、慣れない子育てに大きな精神的ストレスを抱える場合もあります。
精神的なストレスは、自律神経の乱れに繋がるため、血行不良に陥りやすくなり、健康な髪の毛を育てるのが難しくなってしまいます。
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元の毛量に戻らないときの対策
・食生活の見直し
産後は育児に忙しく、自分のことを後回しにしてしまいがちですが、身体や食事をおろそかにせずに、きちんと栄養を補うようにしましょう。
バランスの良い食事を心がけるのはもちろんですが、特に髪の毛に良い効果が期待できる栄養素を意識的に摂ると良いでしょう。
下記の表で、丈夫な髪の毛を育てる栄養素、髪が抜けにくい頭皮環境を作る栄養素、黒く濃い健康的な髪の毛を作る栄養素と、それぞれの栄養素が摂取できる食べ物の例を紹介しています。
確認して、普段の食事に取り入れてみましょう。
丈夫な髪の毛を育てる栄養素 | 具体的な食べ物の例 |
タンパク質(ケラチン) | 牛肉、鶏肉、豚肉、卵、大豆 |
亜鉛 | 牡蠣、チーズ、レバー |
ビタミンA | ほうれん草、にんじん、レバー |
ビタミンB群 | 卵、青魚、レバー |
ビタミンD | 鮭、きくらげ、干ししいたけ |
髪が抜けにくい頭皮環境を作る栄養素 | 具体的な食べ物の例 |
鉄分 | レバー、赤身肉、青魚 |
葉酸 | 海藻、大豆、ブロッコリー |
n-3系・n-6系脂肪酸 | 青魚、魚卵、ひまわり油 |
ビタミンC | ブロッコリー、パプリカ、いちご |
ビタミンE | ほうれん草、ナッツ類、モロヘイヤ |
黒く濃い健康的な髪の毛を作る栄養素 | 具体的な食べ物の例 |
カルシウム | 牛乳、小松菜、小魚 |
銅 | 牡蠣、レバー、ナッツ類 |
参考資料:薄毛対策で髪に良い食べ物は?髪質によい栄養素や食事改善のコツも解説
・ヘアケア用品の見直し
出産前と後では身体は大きく変化しており、肌質も変わることがあります。そのため、出産前は問題なく使えていたヘアケア用品が、産後は合わなくなることがあります。
ヘアケア用品を見直す際は、頭皮の乾燥や過剰な皮脂分泌を防ぐため、刺激が少なく、保湿を意識したものを選ぶと良いでしょう。
シャンプーは、洗浄力が強すぎるものは避け、アミノ酸系や無添加のものを使用すると良いでしょう。
刺激が強すぎない育毛剤を選んで試してみるのもおすすめです。

・睡眠の質の改善、睡眠時間の確保
睡眠不足は髪の毛の成長を妨げるため、睡眠を十分にとることを意識しましょう。とは言っても、赤ちゃんの夜泣きや生活リズムの変化により、なかなか思うように睡眠時間が確保できない方もいらっしゃるかと思います。
理想は、定期的にでも旦那さんや両親などの頼れる人に赤ちゃんを預けて睡眠時間を確保することです。それが難しい場合は、なるべく質の良い睡眠がとれるように意識してみましょう。
下記は、良質な睡眠をとるためのコツです。
まだ実践していないものがあれば実践してみましょう。
・就寝3時間前までに食事を摂り終える
・就寝1~2時間前からスマホ・PCを触らない
・就寝1~2時間前に入浴する
・寝る部屋はなるべく暗くする
・寝具は身体に合ったものを使う
・寝る前に身体を温める習慣を取り入れる

・適度なストレス発散
ストレスが溜まると、髪の毛だけでなく身体にも不調が現れます。
ストレスを溜めすぎる前に、適度にストレスを発散するように心がけましょう。
たまには旦那さんや両親、託児所に赤ちゃんを預けて趣味を楽しんだり、育児から離れる時間を作ったり、それが難しい方は、友だちや親しい人に話を聞いてもらうだけでも良いかもしれません。
軽くストレッチをする、歌うなど、自分なりのストレス発散方法を見つけてストレスを溜め込まないようにしましょう。
また、薄毛自体がストレスの元になってしまっている場合は、多くの女性が悩むことだと気にしすぎず、帽子を被ったり髪型を変えたりして薄毛が気にならないように工夫してみるのも良いかもしれません。
【知恵袋より】画像とあわせて体験談を紹介
産後の薄毛で悩む女性はたくさんいます。初めて産後の薄毛を体験した方は、こんなに抜けるのは自分だけではないか、本当に元に戻るのか、と不安な気持ちを抱えていると思います。
下記では、知恵袋で実際に相談された画像付きの内容と、相談に対するベストアンサーを紹介しています。読めば悩んでいるのは自分だけではないと感じられるかもしれません。
ご紹介する内容は、あくまで体験談であり、医学的根拠を保証するものではありません。個人差があるため、参考程度に確認してみてください。
体験談①《前髪が悲惨なことに…》

Q. 産後前髪が悲惨なことになってしまい、大変ショックです。
これはそのうち治るのでしょうか?
A.産後半年くらいまで凄く抜けます。
でも新しい髪も同時に生え始めるのでこの後はアホ毛が凄い事になります。
元どおりになるには1年以上かかりましたが必ず元どおりになりますよ。
(知恵袋より)
体験談②《大量の抜け毛。本当に辛くて…》

Q. 産後ハゲが酷いように感じます。
毎日洗髪の度に髪の毛が大量に抜け落ちます。
もう本当に酷いんです。
毎日洗髪の度に髪の毛が大量に抜け落ちます。~
このまま禿げていくのではと不安で夜もあまり眠れないです。~
本当に辛くて、、、。生えてくるのかな、、、。
A. 産後の抜け毛、本当に辛いですよね。
とてもわかります…。~
目まぐるしい育児の中、すこーしずつまた生えてきます!必ず!!
私もM字ハゲになったり耳の上ごっそりハゲハゲでしたが、
今やどこだったっけ?です!
大丈夫!
(知恵袋より)
このように産後の薄毛で深刻に悩む女性がいる一方で、当時は不安だったが無事に元通りになったという声が多いです。
産後の薄毛で不安な気持ちを抱えすぎると、それがストレスとなって余計に薄毛の症状を悪化させる可能性もあるので、そのうち治るものだと前向きに考えることも重要です。
改善が見られず心配な場合は医師に相談

出産から1年以上経っていて、しかも対策をしても全く改善する見込みがない…と不安に感じる方は、医師に相談してみましょう。
産後の薄毛だと思っていたものが、別の原因での症状だった、という場合もあります。例えば、女性型脱毛症(FPHL)、円形脱毛症、びまん性脱毛症などを発症している場合は自力での治療が難しいため、もし原因が出産によるものではないと感じる場合は、早めに医師に相談しましょう。
また、気分の激しい落ち込みや、不安感が強いなど、鬱っぽい症状を感じる方は、こちらも早めに心療内科や精神科を受診し、適切な治療をおこないましょう。